「AUTOMOBILE COUNCIL 2021」で見てきたクルマ達、続き(^^)
僕らオジサン世代の永遠の憧れじゃなかろうか？ナローなポルシェ達。
その中でも独特の存在感を放つこれ、“1973 ポルシェ 911 カレラ RS 2.7”「ナナサン・カレラ」は別格。当然僕も大好き、否、「大好物」です。
ナローの中で唯一明確なオーバーフェンダーと、斜め上にピンッと跳ね上がる独特な「ダックテール・スポイラー」が目印。
グループ4GTレースのためのホモロゲーション・モデルであり、「レースに勝つため」という明確な目的を持って生まれた特別なポルシェ911。
その名の通り、排気量をおよそ2.7Lにボアアップして、パワー・トルクを増強している。
なんて、正直あまり細かいところまではよく理解していなんだけどね（汗）だたもう「レースに勝つために生まれた特別な911」と言うだけで、ワクワク・ドキドキしてきませんか？(^^)
そしてその佇まいが、これ見よがしじゃなくて、でも何か本物の「凄み」のような雰囲気があり、もうそれだけで「参っちゃう」んですよねえ。
そしてもうひとつ、実はこの「ナナサン・カレラ」の名を聞くと、もう大分古い漫画と言ってよいかな？「GTroman」の'73カレラRSの登場する話しを思い出すんですよ(^^)
と言いつつ、物語に登場するのは実は「ナナサンカレラ」じゃなくて、さらに凄い「カレラRSR2.8」というモデル（73カレラRSを軽量化・ボアアップしてさらに戦闘力を高めたレーシングモデル）なのですが、その「ストーリー」が面白かった。
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カフェバー「roman（ロマン）」に集まる常連客のひとり、ランチアデルタHFインテグラーレを駆る「山崎」が、謎の古いポルシェにぶっちぎられる。そして、ロマンのマスターもその昔、どうしても勝てなかったポルシェの「カレラRSR」が居たことを思い出す。
その後、その「謎のポルシェ」に峠で遭遇、マスターが愛機「スカイラインGT-R（KPGC10）」で追いかけるも、全く歯が立たず。その後ろ姿は「'73カレラRS」に間違いなさそう。クルマから降りたドライバーに訪ねると、「クルマはカレラRSだが、エンジンが以前に乗っていた"RSR"のものに載せ変えてある」「実は希少なRSR2.8をお釈迦にしてしまって... 」と言う。そして、ポルシェに乗るその"紳士"は「峠を下ったところにあるコーヒーショップ（＝「ロマン」のこと）にでも寄って話しの続きをしよう。」と"マスター"である「沢木」に提案してくるというストーリー。
ドキドキ・ワクワクがあり、そして最後にニヤリとさせる、なんとも気持ちの良い物語で、僕は特にこの初期の頃の「GTroman」が大好きで、のちに発刊された「完全版」というリメーク版を、迷うことなく全巻揃えてしまいました(^^)
こんなストーリーも好きですね。なんか、幸せな気持ちになれません？(^^)
この漫画、GTromanをリアルタイムで読んでいた頃は、まだ高校生の頃だったか？すぐにクルマが買えるようになった頃に、当然「そういうクルマ」にも憧れがあったが、知識も無いし、今みたいにインターネットで何でも情報が入る訳じゃなかったし、どうしたらそういうクルマに乗れるようになるか？なんて、全然分からなかったし、何をどうしてよいか見当も付かなかった。
でもその頃は結構良い時代で、若者でも何とか頑張れば新車で買うことのできる「スポーツカー」と呼べるクルマがいっぱいあった。S13シルビアとか、シビックとか、92レビン・トレノとか...。
僕はその頃、高校を出て2年と少しの間、バイク（単車）に乗っていて、その後すぐに環境の変化でクルマが必要になり、色々迷ったあげく、結構無理してローンを組み、マツダの「ファミリアGT-X（BG型）」を手に入れて乗っていた。実は、その頃ちょうど「ユーノス・ロードスター」（NA型）が発売され、新車で買えるクルマなのにどこか漂うクラシカルな雰囲気に、何故か「GTroman」の匂いを感じて、本気で欲しいと思っていた。でも、初めてのマイカーにやはり「オープンカー」は敷き居が高く、手が出せなかったなあ。
なんて、「ナナサンカレラ」から、次々と過去の思い出やら「妄想」やらが湧き出してきた(^^)
やっぱり、クルマって面白いね!!
買おうか迷ったてたけど買ってない、CG classic vol.4「ナローポルシェ」。
