Yz photo

カメラと写真とクルマとワーゲンとワインと美味しいものが好き。

EF50mm F1.4 USM

レンズ入れ換え大作戦。その2。
Planar T* 50mm/1.4 (COSINA) → EF50mm F1.4 USM へ入れ替え。

EOS 7D + EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM


白状します。やっぱり僕には「MF」(マニュアル・フォーカス)は使いこなせんでした(笑)
言い訳をすると、現行デジカメのファインダースクリーンで、かつ視力の弱い僕の目では無理でした。

Carl Zeiss Planar T* 1.4/50。


レンズ単体で触っていると、そのネットリとしたフォーカスリングはとても心地よいのですが、
いざシャッターを押す段になると、カメラを構えての素早いフォーカス合わせは至難の業。
ついつい、使用するのに身構えてしまうようになり、なかなか「実用レンズ」になりえません。
使いもしないレンズを「コレクション」しておく趣味もないので、
段々と「もう、いい(必要ない)かな?」って気持ちになってきます。

それとあえて言えば、良く映りすぎちゃって、期待していたほど特徴的な描写をするわけでもない、
というのも、なんだか興味が失せちゃったもうひとつの理由。
「このレンズじゃなきゃ!」みたいな場面を、僕には今ひとつ見出せませんでした。
上手い人が使えば、美味しいところを引き出せるのかもしれませんが、
僕には難しかったという事かも?

でもせっかくフルフレームサイズの EOS 6D がメインカメラであることだし、
「標準の50mm」は手持ちレンズにぜひ欲しい。
これまで、発売されたのが古いレンズであることから購入をためらっていましたが、
ここはやっぱり Canon のリファレンスレンズ、EF50mm F1.4 を試してみるしかないだろうと。

早速、試し撮り。ここから、EF50mm F1.4 USM で撮った写真。

EOS 6D + EF50mm F1.4 USM | f1.4 1/500sec



EOS 6D + EF50mm F1.4 USM | f2.8 1/50sec



EOS 6D + EF50mm F1.4 USM | f2.0 1/40sec


室内でちょっと試しただけですが、絞りを明け気味で撮影すると、
ふんわりとしたなんともいえない雰囲気のある描写をします。
なんだかフィルムカメラで撮っていた頃を思い出しました。

AFも、迷ったり、もっさりする場面もありますが、十分許容できる範囲。
あとは付属レンズフードの装着が、今にもパキッて壊れちゃそうな感触なのが心配ですが、
まあ古い設計のレンズだから仕方なし?

購入前は、古いレンズゆえのカメラとの「ミスマッチ感」も心配していましたが、
トビラの写真のとおり、なんとも愛嬌のある面構えになり、それも杞憂に終わりました。
Planar よりも全然使いやすくて楽ちんだし、意外と良いかも!なんて。
実は 6D に装着して使いながら、「あれ?初めからこれ買っとけば良かったんじゃない?」って
思ってしまったのは内緒です(笑)

さて、今回のレンズ入れ替え大作戦、購入2本 - 下取り2本で、
差し引き1万円ちょいの支払いとなりました。
下取りレンズの方が2本とも元値が高いので、まあ、そんな感じに。
えっ、もったいないですか?
いいんです、ある程度の期間を自身で十分に使ってみての「下取り」ですし、
それをもって、僕にとって必要なものはこっちだったという事がわかった訳だし。
それに、良い買い物したと本人が満足してますから(^^)