Yz photo

カメラと写真とクルマとワーゲンとワインと美味しいものが好き。

MINI John Cooper Works

正月の顔見せに、僕の実家へ。
なんと、弟が「MINI JCW(ジョン・クーパー ワークス)」を購入していた!
(実はこれ、昨年の秋口に「注文した!」と聞いてはいたのだが。)


やはり血は争えないという事か、ご想像の通り、僕の弟も「クルマ好き」でして、まあ、様々なクルマに乗っては降りてを繰り返しておりました。
ただここ数年はまったく興味がなくなってしまったのか、愛車10年落ち?のレガシーB4はいつ見てもホコリだらけで、「あー、ついに洗車をする気もなくなったのか?」という状態でした。

ところがどうした事か、思い立ったように「ディーラー巡り」を始めて、ついに「クルマを買い替える」なんて言い出したんだとか。(両親談)

それにしても、MINIの、しかもJCW(ジョン・クーパー ワークス)とはまた極端な(^^;)


帰ってきた僕の顔を見つけるなり、「ここはあーでこうで...」と嬉しそうに説明を始める弟。
何かに夢中になれることがあるってことだから、悪いことじゃないし、まあ良いか?
なんて、僕が言えた義理じゃありませんが...。

「乗ってみれば?」なんて、珍しく気前のよい弟の言葉に甘えて、さっそくキーを預かり、妻と2人で実家の周り、走り慣れた山道等も織り交ぜての「試乗会」。

おそらく10数年ぶりのマニュアル・トランスミッション(MT)車、「オレ、大丈夫か?」との心配をよそに、以外とデリケートではないクラッチの繋がり具合に安心しつつ、慎重にドライブ開始。


もっと刺々(とげとげ)しいのかと思っていたら、以外とジェントルで、しかも上質なフィーリングでびっくり。
排気音なんかのそれは、「スポーツモード」などにすると結構勇ましい音がするのですが、エンジンの回転上昇の感じとか、引き締まってはいるが以外と当たりの固さを感じない足回りとか、ぜんぜん「上品」で逆に上質さを感じるくらい。
これなら以外と、普段使いも困らないかも?なんて、変な納得をしてしまったり。

なんとなく、MINIってもっとこう「特殊なクルマ」だと思っていたら、以外とそうでもなかったというか、それどころか割りと普通のクルマだった、みたいな。
ピンッとテンションの張った足回りの感じとか、ガッチリとしたステアリング周りとか、なんだか少し前のドイツ車みたいなカッチリとした感触。って、今やこのMINIは"BMW"製か?

「結構イイんじゃん!」なんて思うも、ちょっと待て、3ドアだったり、狭い荷室だったりに冷静になって思いを巡らすと、そこはやっぱりちょっと「割り切り」がないと "付き合えない" かな?なんて思い直したり。


でもこれは、新年から "面白い体験" をさせてもらった(^^)

何がトリガーだか知らないけど、これまでずっと国産ばっかり(しかも、いわゆる走り屋系!)を乗り継いできた僕の弟が、まさか「これ」を買うとは想像もしていなかったのでびっくり。

走行距離はまだ700kmちょっと。聞けば、それほど遠乗りはしてないんだとか。
えー、もったいない。たまには借りにこようかな?(^^)

あまり社交性がないというか、自分からどこかへ出かけるような性格でもないので、これをきっかけに、弟の生活にもちょっと「変化」が生まれれば、願ったり叶ったりなのだが。
なんて、たまには兄らしいことを想うフリをする、今年の初めの出来事なのでした。