Yz photo

カメラと写真とクルマとワーゲンとワインと美味しいものが好き。

"Polo BlueGT" な理由

なんだか「思い切りよく」購入するクルマを決めちゃったように周りから思われているような気もするのですが、実はそんなに簡単にスパッ!と決められた訳でもなく、いろいろと思い悩んだんです、こう見えても。
これからは、クルマについての記事ももっとブログに書いていこうと思っているのですが、その前に、この辺りで今回の乗り換え(Golf Variant CL → Polo Blue GT)についての経緯を書いておこうかなと...。
 
 
 
ちょうど3年目...
 
「新しいクルマにしちゃうってのもありだよな?」とか思い始めたのは、乗っていた Golf Variant(6)の1回目の車検がせまっていた時。でも現実的には、そこから購入するクルマを検討し、購入費用の算段をし...、なんて "時間的余裕" は無いよな、やっぱり。と、あきらめていました。たった3年で乗り換えってのも、なんだかちょっともったいないしね、と。
結局、おとなしく Golf Variant の初回の車検を通し、もう少し乗ろうかという事になりました。
 
 
 
新しい Golf
 
そんな折、新しい Golf(7) が発表されました。
見ると「その気」になっちゃいそうなので、なるべく見ないようにしていた(笑)のですが、やっぱり気になる。で、ちょうど時期が、お世話になっているディーラーのリニューアルオープンと重なった事もあり、結局クルマを見に行ってしまいました。
もちろん、試乗してみた(DCC付きのHighlineでした)のですが、あれ?なんだかちょっと物足りない...。
とても「いいクルマ感」が漂い、上質で高品質なのは良いことのですが、こう、以前の骨太い感じというか、そういうのがよりいっそう薄まったような...。それと、ボディがとても大きくなっちゃった(特に横幅が広い!)のも、なんだか違和感。いや、Golf が進化していて、僕の感覚が止まっている、ということは理解するにしても、それでもなんだかちょっと素直に受け入れられない、どうにもしっくりこない。
結果、「ちょっと保留だな」と思考ストップ、そこで考えるのを止めてしまいました。
 
 
 
BlueGT 日本導入
 
そんな悶々としていたところへ、Polo BlueGT が発表。「へぇー、これ日本導入になるんだ!」とちょっとビックリ。だってこの BlueGT 、本国ではその1年前に市場導入済みですからね。もうすかっり、その存在を忘れてましたよ。
 
ところがこの BlueGT、スペックを見れば見るほど、とても魅力的に思えてきました。
コンパクトなボディーにトルクフルで低燃費なエンジン、GTI 譲り(でも、もう少しソフト寄り)なスポーツサスペンション、専用のボディーカラーとレザーのコンビシート&専用色の内装と、それでいて既存モデルからの価格UPは控えめ。以前からこの Polo のスタイリングが大好きだったこともあり、もう、気になって仕方がありません(笑)
結局こちらも、発表を待ってディーラへ出向き、早速試乗させてもらいました。
 
「あ、いいね。」と。...のっけから気に入ってしまいました!
 
"小さいクルマだから" とかのエクスキューズはまったく不要。ダイレクトな操作感と、身軽な身のこなし、軽やかな加速感、しかも思っていたより「静か」で上質感も漂う乗り心地。全体的なコーディネートの方向性はおそらく、その前に試乗した Golf と同じ「新しいVW流」なのでしょうが、Polo のその小さなボディサイズからくる擬縮感がそうさせるのか、なんとも心地よい「手応え」を感じる乗車感。きっと "GTI" はもっととんがっているのでしょうか?でも、この BlueGT はそこまでハードじゃない、そこそこスポーティ、そんなに派手じゃないけどしれっと早い、そんな感じ?
...そう、「ちょうどいいな」と。
 
 
 
さて、どうしよう?
 
はっきり言って、Polo Blue GT 欲しくなっちゃんたんですよね。その "ジャストサイズ感" と、手応えのある乗車感が気に入ってしまいました。
あとは、Golf Variant からの「3年間での乗り換え」と、Golf → Polo という「サイズ( = 車格)ダウン」となる乗り換えに、自分自身でどう「理由」を付けられるか?みたいなところに。
 
Golf Variant からの「3年間での乗り換え」は...
本当は5年間くらいは乗りたいところですが、まあ、早く手放す分、下取価格には有利に働く (より高く買い取ってもらえる可能性はある) はずだし。それにこの「ワゴン」というボディスタイルにも、なんだかんだと20年近く乗り継いできたので、「ちょっと飽きたな」というのも正直なところ。そしてこの Golf Variant(6)、シャシーは先代のGolf(5)からのキャリーオーバー、ちょっとした身のこなしに "ヨッコラッショ!" 的な「古さ」を感じることもあったりなかったり。
 
Golf → Polo という「サイズ(= 車格)ダウン」となる乗り換えは...
これは、自分としてはまったく躊躇いはないつもり、むしろ "清々しい" というか「大歓迎」なつもりで居るのですが、周りから見れば、「なんでまた、わざわざ小さいクルマに乗り換えたの?」と疑問を持たれそう。まあ普通は、「より大きなクルマに乗り換えていくのが "ステータス" 」というのが日本人的感覚でしょうか?でもこれには、「このサイズで必要十分!燃費も良くなるし、"ダウンサイジング" ってやつですよ!」と答えることにしました(笑)
 
と言う訳で、最近になって、「ドライブ」という行為が自分にとってのとてもよい心身の「リフレッシュ手段」でもあることにあらためて気づいたという事もあり、思い切って「もっと運転が楽しくなるクルマ」に乗り換えちゃおうかなと。
ありがたい事にカミさんも、「まあ、良いんじゃないの!」と言ってくれている事だし!!
 
 
・・・
 
そんなこんなで、久しぶりに「積極的で能動的なクルマ選び」ができたような気がしていて、なんだか嬉しい。
実は前車の Golf Variant を選んだ時は、土壇場でつい「無難な方」に転んでしまったんですよね。
(そう、その時も Polo が購入候補に挙がっていた!)で、購入してしばらく時間が経ってからの満足度は70点くらい?
もちろん不満は無いけど、うれしさ・満足度もまぁそれなりだったかもしれません。
 
週末がきて、シートに座り、ハンドルを握るのが待ち遠しいと思えるクルマ。
大きく豪華で、パワーのあるクルマは、それはそれで素直に「良いよな」とは思うけど、でもなんだろう?この清々しさ、気持ち良さは。
自分の起こしたアクション(操作)が、ダイレクトにクルマから反応として返ってくる、この楽しさ。
久しぶりに、積極的に「運転すること」が楽しめそう。
 
これから、この "ジャストサイズ" な Polo と、じっくり付き合っていきたいと思います。
 
 
# しばらく、クルマ関連のエントリーが続くかも(^^;)