Yz photo

カメラと写真とクルマとワーゲンとワインと美味しいものが好き。

御殿場・箱根ドライブ(Leica X1 テスト撮影)

先日の日曜日、久しぶりにロングドライブへ。
ドライブとか言いながら、メインは御殿場プレミアムアウトレットでの「お買い物」だったりするのですが...。

Leica X1 / Elmarit 24mm f2.8 ASPH.



僕はプルオーバーの長袖シャツとフィンランド製のエスプレッソカップ&ソーサー、
妻はバックスキンのアンクル丈ブーツを購入。
めでたく2人とも「戦利品」をゲットできたので、あとは程々にウインドウショッピングを楽しみ、帰路に。

往きは最短コース、首都高から東名を走り、御殿場ICで降りてアウトレットへ。
帰りは、妻の「せっかくだから、箱根のほうをまわってみる?」のお言葉に甘えて、久しぶりにウネウネ山道ドライブ。
県道401号線から芦ノ湖スカイラインへ、あとは箱根新道→小田原厚木道路→東名自動車道→首都高のルートで帰ってきました。

そして今回のドライブのもう一つの目的、中古で購入した "Leica X1" の実戦テスト。
...なんて、そんな大げさなものじゃないのですが、実際に外でも使う機会を作りたかっただけ。


1枚目の写真。
芦ノ湖スカイラインにて、富士山がきれいに見えていたのでクルマをとめて記念撮影。
いざ屋外で使って見ると、背面のモニターがまったく見えず、ほぼ勘(カン)でフレーミング
空の濃淡から富士山の姿、手前の植え込み、クルマの質感まで、なんとも上手に描ききっています。
線が細くシャープなのに、でも全体はとっても柔らかい印象です。


そして、アウトレットをブラブラしながら何気なく撮った次の写真。
この色といい、質感描写といい、なんともしっとり落ち着いた雰囲気。
背景の建物や空まで、しっかり写しきっているところにも注目して下さい。




最後にこの一枚。
往きの海老名SAで休憩中に、カメラの設定を弄りながらポチッと撮ったモノクロ写真。
ほんとは実サイズで見ていただきたいくらいなのですが、ブログのサイズ制限と、
そして何より被写体様からの苦情がきそうなので、適当なサイズにリサイズして掲載。



シャドーの締まり具合と、そしてこの背景のハイライト部。
並みのコンパクトカメラじゃ、おそらく白飛びして終わりでしょう。
クルマのシルエットから色の濃淡まで、しっかり描ききっています。
モカの毛や、衣服の質感、顔のラインのクリアさと、お見事です。


これはイイもの手に入れたかも。
良い意味で「デジタルらしからぬ写り」に、妙に納得。
ただ、ここはしっかり書いておかないと「そんなに良いカメラなのか!」と
誤解されても(いや、良いカメラなんですけどね)あれなので、大事な「使い勝手」とかの感想も...。

背面モニターが「使えない」と書きましたが、これはホントに萎えます(笑)。
ピントの確認とか、コントラストの加減とか、瞬時に見極めるのは「ほぼ不可能」です。
カメラと自分の勘を信じて、シャッターを押し切るのみです。
もちろん僕もまだ出来ていませんが、この辺の「勘所」をつかみながら使うカメラだと思います。
決して使いやすいカメラではありません。
AFの速度・精度やら、起動/終了時のレンズの繰り出し・格納の様子やら、
のんびりとしたデジタル部分の造り込みは、そうとう怪しい感じ(笑)で、お世辞にも使い勝手は良くありません。

それとボディが軽いからか、「手ぶれ」にも注意しないといけません。
軽くコンパクトなカメラなので、ついラフに撮っちゃうのですが、雑に扱うとあからさまに「結果」に反映されます。

しかし、このコンパクトな、ある意味「華奢な」このカメラで、
こんなに「撮れちゃう」と、一眼レフを持ち出すのが億劫になりそう。
まぁでも、使い勝手とか、被写体に対する汎用性みたいなことを考えれば、
そこはやっぱり一眼レフに分があるので、間違っても一眼レフに失望したりする事はないのですが。
さすがにそのあたりが「デリケート」で、それなりの結果を出すには、それなりの労力も求められるカメラです。


いや、それにしても、こんな古い(デジタルなら十分「古い」ですよね?)カメラで、
こんな風に自分自身が感じていることが不思議です。
デジタルでも、「新しいカメラほど良い」ということでは必ずしもないのかも?なんて思い始めています。


PS:
掲載の写真、リサイズの他に、1枚目のみ「彩度」の調整等(写りがあまリに“渋過ぎ”なので;-)を加えています。
厳密な「機材テスト記事」じゃありませんので、その辺は差し引いてご覧になって下さい。
あしからず m(__ )m