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Polo Blue GT(6R/MY2014)11,580km

Polo Blue GT、MY(モデルイヤー)2014の6R型。
納車後、はや1年と6ヶ月が経過しました。走行距離はやっと(?)11,580kmに。
今月初めに、エンジンオイル交換を始め各部の点検を済ませたところです。


1年半、12,000km弱を供にして、その感触は初めてハンドルを握った時とそう変わっていません。
軽やかでソリッド、ガワが薄いというか、何とも心地よい手応えがある、自分の手で足で、
操作している実感みたいなのを感じられる気持ちの良いクルマです。

ただやっぱり、実際に少し付き合ってみるとわかる「ここはもうちょっとなぁ...。」みたいな不満が出てくるのも仕方の無いところ。
そんな訳で、しばらく付き合ってみて僕が感じる Polo Blue GT の良いところ、悪いところを、思いつくままに書き出してみます。

まずは、やや気になるところ(ウィークポイント)から。


(×)エンジンから「低級な音」が聞こえてくる事がある

気筒休止システムなる仕組みを持つこのエンジン、エコなのにパワフルで、とても気に入っています。
しかし、ある決まった条件の時に「ガラン、ガラン!」という感じの「低級な音」が聞こえてくる時があり、ちょっと萎えます。
車速が落ち、回転数も1,000rpmちょっとのところまで落ち込んでからの「アクセルON」操作で、
すぐに回転数がついてこず、この「ガラン、ガラン!」という音を伴ってエンジン回転数が上昇し始めます。
それほど大きな音ではなく、また一時的なので、車内からは気にしていないと気がつかない程度の「小さな騒音」なのですが、
ただ、クルマのすぐ横に壁になるようものがあると、その音が反射・反響して、それなりの音量で聞こえてきたりする事も。
音の発生以外に何か実害があるわけでも無いので、まぁ「クセ」みたいなもんか?とあまり気にしない事にしていますが、
やっぱりこの音、聞こえてくるとちょっと「がっかりする音」なんだよなぁ。


(×)低速&荒れた路面でバタつく足回り

ややトゲトゲしいというか、低速&荒れた路面だと足回りがバタつきます。
足回りというより、タイヤがバタついている感じと言うのでしょうか?
この Blue GT、ノーマルモデルとは違う、専用の「スポーツサスペンション」という設定ですが、
確かに高速走行時の安定感はたいしたもの。「GT」の名は伊達じゃないです。
こんな小さいクルマなのに、高速道路を使用した長距離移動なんて、まったく苦になりません。
ただ何となくこの「足回り」のバランス、「??」と感じるところもありまして、
基本的に安定志向なのは良いのですが、カーブ前半で後輪がどっしりと踏ん張り過ぎるきらいがあって、
時に「あれ?曲がりにくい!?」って感じることがあります。
小型車なりのヒラリ、ヒラリという感じではなく、どっしり安定型のコーナーワーク。
タイヤ(標準は DUNLOP の SPORT MAXX)を替えたりすると、また違った感触になりそうな気もするのですが、
ただ「サイズ」が 215/40R17 というやや特殊なサイズ、選べるほどサイズ設定のあるタイヤ銘柄が無いという...。

続いて、この Polo の、"Blue GT" のお気に入りポイント、美点などを書き出してみます。


(○)走りの軽快さ・ソリッド感

Polo Blue GT の美点、ハイライトは間違いなくここです。
上の「足回り」のところで触れたとおり、高速走行時の安定感、4つのタイヤが路面をがっしりと掴んでいる感触。
この気持ちよさはやっぱりいいです。きっと、この Bule GT というモデルならではの気持ちよさだと思います。
それでいて、とんがりすぎていないというか、買い物の足に使っても何の不満も出ないところ、
日常使いで何かガマンを強いられるような事も無い。そのバランスの良さがこの "Blue GT" の美点だと思います。
う~ん、ちょっと褒めすぎか?
これじゃ物足りないという人ももちろんいると思いますが、多くの人は十分満足できる、
その「ちょうど良さ」が、間違いなくこの "Blue GT" の美点です。


(○)燃費が良い

これは予想以上、うれしい誤算?結構燃費が良いです。
遠出、街乗りコミコミで、概ね14km/Lくらいは走ります。
高速道路を走行中の平均燃費は、MFI で17~19km/Lを表示します。
これ、「気筒休止システム」がかなり効いていると思います。
このシステム、エンジンが低負荷時に、4気筒のうち2気筒の燃焼をストップさせるというものですが、
アクセルワークに気を配ると、わりと頻繁に「気筒休止モード(2シリンダーモード)」に入ります。
さらにそのままそっとアクセルを踏み足すと、気筒休止モードのまま平然と加速していきます。

「高速道路を使った移動区間は、低燃費に徹したクルージングモード、
 目的地(峠)に着いたら、高回転までエンジンを回してやり、走りを楽しむ。」

そんなワガママな使い方が出来てしまいます。一粒で二度おいしい、みたいな(笑)
絶対的なパワーより、そうした高効率・バランスをとったエンジンなので、慣れてくると、そのパンチが物足りなく
感じることも正直ありますが、まあねぇ、とは言っても十分に「早い」ですよ、このクルマ(^^)
メーカーの謳い文句「エコとスポーツの両立」みたいなのは、意外と高次元で実現できているような気がします。


(○)小さくて取り回しがしやすいボディ

やっぱりコンパクトなこのボディ、使い勝手が良いです。駐車場での取り回しも楽々。
Golf Variant(6) から乗り換えて、おそらく妻が一番よろこんでいるのがこのポイントかも(笑)
そして僕はやっぱり、この「デザイン」がお気に入り。
一見地味なようでいて、でも周りに没することなく、キリッ!と存在を主張するデザイン。
ビシッと詰まったチリ合わせや、エッジのピンッと立ったそのボディパネルは、
やっぱり見ていて気持ちがいい、所有して良かったという気持ちに浸れます。
そしてこのサイズ、手に収まる、ちょうど良いボディサイズです。


... とまぁ、そんな事で、ウイークポイントも「あえて言えば」という感じで、
我慢できないほど気に入らないところがあるかと言えば、もちろんそんな事もなく、
ご覧の通り、たいへん気に入って乗っている、という感じです。
あとは欲を言えば、この Blue GT 、できればMT(マニュアルトランスミッション)で乗りたいなぁと思うことくらいか?(^^)

先日のエンジンオイル交換以降、特にエンジンの回り方がより軽やかになった感じで、
もともとの、そのフリクションのいかにも少なそうな駆動系の動きと相まって、
軽快感のある走りっぷりは変わらず健在といったところ。

ここまで特に大きなトラブルも無くきたので、これからも大事に乗っていくつもり。
ホントはもうちょっと距離を走らせてあげたいんだけど、なかなかね...。
ともかく、これからもよろしく頼むよ。